診療科紹介

教授挨拶

教授写真

東京医科歯科大学腎臓内科学の教授を、平成26年8月1日付で拝命いたしました内田信一です。
私は、昭和60年に医科歯科大学を卒業後、武内重五郎教授が主宰されていた第2内科に入局し、その後腎臓グループに所属し、丸茂文昭教授、佐々木成教授の御指導のもと、内科学・腎臓病学の診療・教育・研究の活動を行ってまいりました。
就任後5年弱が経とうとしておりますが、すでに丸茂先生・佐々木先生が築いてくださった土台の上に、若い人が十分に力を発揮できる組織を目指して活動してまいりました。その結果、毎年10名をこえる若い医師が、我々の理念に共感されて仲間となってくれており、関連病院および医師派遣病院は20を越え、現役の医局員、同窓会員も、それぞれ150名、200名を越える組織となり、世界的にみても有数の腎臓内科グループとして成長しつつあります。

今後も、その規模のみにあぐらをかくことなく、診療・研究・教育といったあらゆる面で求心力のあるグループとして活動し、社会貢献ができるように、日々精進してまいる所存であります。
是非、引き続き皆さんのご指導ご支援を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

平成31年1月吉日
東京医科歯科大学腎臓内科学

教授 内田 信一

診療科概要

医師写真

東京医科歯科大学腎臓内科は日本で最初に透析療法を開始した機関の一つであり、腎臓病全般に対する十分な臨床経験を持ち、信頼される医療の提供を行っています。

また腎臓病の進行に影響を及ぼす生活習慣病(メタボリック症候群)や、腎臓希少難病にも注目し、幅広い学術研究を行なっています。着実な基礎研究や臨床研究で得られる知見が、多くの場面で患者さんに還元されることを期待しています。

当科では、将来の腎臓学に貢献する多くの医師やスタッフのご参加をお待ちしております。

 

沿革

当教室の歴史は、1949年当大学の旧第二内科開講までさかのぼります。旧第二内科の腎臓グループは、診療面では関連病院を充実させ活発な臨床活動が行いながら、研究面では「先端的研究の推進」を目指して、多数の国内外の研究施設との人的交流を活発に行い、多くの論文をNature, New England Journal of Medicine, Nature Geneticsをはじめとする一流誌に発表し、日本における腎臓内科学の指導的地位を確立しました。
そして2000年には大学院重点化に伴い、大学院医歯学総合研究科体内環境調節学分野に生まれ変わり、初代教授として佐々木成先生が就任しました。
その後「大学院医歯学総合研究科 腎臓内科学分野」と改名し、2014年には、第2代教授として内田信一先生が就任し、現在に至っております。