森本靖久 先生、菊池寛昭 助教らの論文がEcotoxicology and Environmental Safety (IF 6.1)に受理

森本靖久 先生、菊池寛昭 助教らの論文がEcotoxicology and Environmental Safety (IF 6.1)に受理

森本靖久 先生、菊池寛昭 助教らの論文がEcotoxicology and Environmental Safety(IF 6.1)に受理され、プレスリリースされました。

プレスリリースページ
https://www.isct.ac.jp/ja/news/lvuzs1849eki

東京科学大学腎臓内科学分野の腎臓内科 菊池寛昭助教、大学院生の森本靖久先生らは、国立環境研究所 環境リスク・健康領域エコチル調査コアセンターの中山祥嗣次長らの研究グループと共同で、有機リン系殺虫剤へのばく露は肝臓の脂質代謝を変化させ、脂質異常症のリスクを高める可能性を報告しました。その研究成果は、国際科学誌 Ecotoxicology and Environmental Safety (IF 6.1) に、2025年11月1日にオンライン版で発表され, Science Tokyoのページでプレスリリースを実施されました。


研究の要点
• 近年、農薬ばく露と健康リスクの関連が注目されていますが、小児期の農薬ばく露と病気の関係は十分に分かっていません。
• 米国の6~11歳の小児385名の尿と血液のデータを解析した結果、尿中の有機リン系殺虫剤代謝物(DAP)の一種であるDETPの濃度が高い人は、血中総コレステロール濃度も高いことが分かりました。
• 有機リン系殺虫剤の一種であるフェンチオンにばく露されたマウスでは、肝臓の転写因子PPARαとPPARγの標的遺伝子の発現が高まり、脂質代謝が変化している可能性が示されました。
• 有機リン系殺虫剤へのばく露を減らすことが、脂質異常症や将来の心血管疾患リスクの軽減につながるかどうかについては、今後さらなる研究が必要です。

 

【お問い合わせ先】
(研究に関すること)
東京科学大学 大学院医歯学総合研究科
腎臓内科学分野 菊池 寛昭 (キクチ ヒロアキ)
Email: hkikuchi.kid@tmd.ac.jp